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2006/05/15(月) 09:43:51 [MBA・勉強]

今日は1日中リアル・オプションの勉強をしてました。今学期初めて勉強について書きます。

リアル・オプションというのは、投資プロジェクト評価において、プロジェクトの持つ不確実性に対する経営の柔軟性を評価の枠組みに組み入れた評価手法で、金融オプションとの類似からリアル(実物)・オプションと呼ばれています。

例えば、石油会社は、ある油田開発プロジェクトの現時点におけるNPVがマイナスでも、1年後に原油価格が上昇すれば採掘を開始するという柔軟性を持ち得ます。しかしながら、従来のDCF法による評価では柔軟性をモデルに組み入れることができず、成功の可能性のあるプロジェクトを現時点の情報のみにより過小評価して棄却してしまう事があり得ます。リアル・オプション評価では、こういった経営判断の柔軟性をモデルに組み入れることで、より現実に近い投資事業評価をすることが可能です。

リアル・オプションの性格上、不確実性の少ない事業に対してこの評価法を用いることはナンセンスですが、ベンチャーや新薬開発などの不確実性の高い事業分野には(理論的には)有用なようです。

ただこのリアル・オプション、1970年代にStewart C. Myersによって言及されて以来、研究・議論がされていますが、まだ評価手法が確立されていません。いくつかの評価手法が提案されていますが、絶対的なものはなく、どの手法を使ってアプローチするかで結果が異なる始末で、下手をすると間違った経営判断を下すことにつながる可能性もあります。

とはいうものの、投資プロジェクトの評価にストラテジー的側面を加味した手法としての価値は認められるべきだと思いますし、今後も精力的に研究が続けられていくことでしょう。あと、土木との関連で言えば、日本でもインフラ整備やトンネル補修計画にリアル・オプションを適用する研究がなされているようです。
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