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2006/03/22(水) 05:01:04 [サステイナビリティ・環境問題]

MCPの絡みもあって、「ヨーロッパのCSRと日本のCSR」という本を読んだ。

20060321230017.jpg

CSR(企業の社会的責任)とかサステイナビリティ(持続可能性)という横文字を最初に聞いた時は、なんかイデオロギーみたいで胡散臭いなぁと思っていたが、こっちでサステイナビリティについて勉強してる友達と話したり、工学部主催のセミナーに参加したりしてみて、皆さんとても真剣に考えているのを目にした。

以下は、本からの受け売り。

CSRへの取り組み方は地域によって異なり、ヨーロッパでは環境保護と社会的一体性の維持と経済発展の3つ(トリプルボトムライン)が同時に成り立つことが持続可能な発展であり、企業はCSRを通じて持続可能な発展に自主的に貢献することを期待されている。これに対して、日本のCSRは環境問題を中心に置いているし、アメリカはフィランソロピー(事業活動からの利益の社会への還元)が中心である。

アメリカのフィランソロピーは評価されるべきものではあるが、ヨーロッパのCSRで大事な事は、通常業務を遂行する事で環境や社会への考慮に資するよう業務設計がなされている事であり、環境、社会問題への対応が通常業務から乖離した付加物にならないことが求められている。この意味でアメリカ型フィランソロピーは通常業務に統合されていない、その場限りの社会貢献ということで十分ではないとされている。

翻って、防衛施設庁主導の談合問題では、官庁・企業ともに通常業務のなかに違法行為が統合されていたわけで、上記のヨーロッパCSRの観点から見てもトンデモナイ反社会的事件である。前にも書いたように、大手ゼネコンは今年度から談合をやめるよう決めており、今は最後の膿を出している状況だと個人的には思っている。日建連だったか土工協だったかの会長も言っていたように「これが最後」にして欲しいものである。

この本は、CSR先進地域のヨーロッパにおいて、CSRがどこから来て、どのように形作られたのか、また日本は何をすべきかという事を分かり易く書いています。日本では昔からサステイナビリティの考え方が社会にビルトインされているんだ、と言わずに読んでみて下さい。
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