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2005/11/06(日) 08:35:46 [イギリス]

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Bonfire

11月5日はイギリス全土でGuy Fawkes Night(Bonfire Night)呼ばれるお祭りがあります。ケンブリッジではミッドサマーコモンで開催されました。家から近かったので観に行きましたが、かなりの人だかりでした。例年2万5千人-人口の5分の1-を集めるそうです。2時間ほど花火が続いた後、Bonfire(かがり火)に点火。大規模なキャンプファイアといった感じでした。もともとこのお祭りはイングランド国王ジェームズ1世を殺害しようとしたGuy Fawkes(本名Guido Fawkes)一味が決行日当日の未明に逮捕されたのを祝うお祭りで、ちょうど今年は400年記念でした。

事件の背景をもう少し書くと、
1603年にイングランド女王エリザベス1世が死去した後、スコットランド王ジェームズ6世がイングランド王(ジェームズ1世)を兼ねることになります。エリザベス1世時代に弾圧を受けたカトリック教徒は、カトリックに同情的であったジェームズ1世に期待しますが、彼も次第に強硬なプロテスタントの要求を入れざる得なくなり、状況は再びカトリックにとって厳しいものになっていきます。この状況を憂いたRobert Catesbyが一団を組織したのが事の発端で、彼らは国会議事堂で行われる国会開院式に出席する国王と議員達を爆弾で暗殺する計画を企てます。スペイン軍で火薬を扱ったことがあるGuy Fawkesがこの計画の詳細を担当。ところが、この陰謀は密告により発覚し実行寸前の11月5日未明に議事堂地下で火付け役のGuy Fawkesが36樽の爆薬と共に見つかってしまいます。

サマースクールでガイフォークスを扱った時、私にはなぜイギリス人がそんな事件を400年も祝い続けているのか理解できなかったし、こんなことしてるから北アイルランド紛争がなかなか解決しなかったんじゃないかとさえ思いました。でも実際にガイフォークスナイトを観に行って、なぜ催しが今に至るまで続いているのかわかりました。花火を楽しみたい、それだけでした。宗教色は全くなかったし、一団が国王暗殺を企てた宗教的側面を知らないイギリス人もいました。単に火薬つながりでこの日に花火を楽しむことになったのだと思います。日本では花火は夏の風物詩ですが、イギリスの夏は9時頃にようやく暗くなります。今はちょうどサマータイムも終わって、夕方から花火を楽しめる良い時期というわけです。

この1週間、近所の家から毎晩夜遅くまで打ち上げ花火があがっており(線香花火を楽しむといった情緒はない)、すずが爆音の為に怯え切っていたのですが、彼女にもようやく平穏な日々が戻ってきます。
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