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2005/09/09(金) 09:57:30 [土木]

えさほしい
えさのことしか頭にないすず

台湾新幹線の開業が1年遅れるらしい。んん~。

台湾新幹線は台北-高雄間の345km(台湾縦断)を結ぶ台湾の国家的事業で、日本にとっても新幹線技術の初めての輸出となります。また、このプロジェクトは世界最大級のBOT工事(build-operate-transfer project)でもあります。建設・運営主体は台湾の金融・航空・建設各社出資の台湾高速鉄道(台湾高鉄=THSRC)で、1998年から建設(B)・運営(O)を行い、35年後に政府に無償譲渡(T)となります。

この事業、もともとは欧州連合が受注したものの、99年に台湾で発生した大地震を機に日本の新幹線への関心が集まり、日本連合が逆転受注した経緯が。その後、欧州連合が台湾高鉄を契約違反で国際商業会議所に提訴したり、WTO加盟を控えて欧州の支持をとりつけたい台湾当局の思惑が混じるなど、当初から台湾、日本、欧州との間で利害が衝突。どうも、ここにきてそのツケが回ってきたようで、妥協の産物である日欧混在システムが工事の進捗を遅らせているようです。ハードは日本製でもシステムは台湾高鉄に雇われた欧州人の意向が取り入れられているそうで、そりゃ日本側が設計を提出してもすんなり承認とはいかないわけだ。(ただここで、工事に関わった土木屋の名誉のために言っておくと土木工事、軌道工事はほぼ工期通りに終わらせたはずです。)

台湾高鉄側も今回の開業の遅れで、営業収入がはいらないので資金繰りが大変な模様。BOTの契約期間が1年短縮される結果、投資のリターンも年率14%から13%に修正するようだし。新たな出資者を探せるだろうか。台湾高鉄は、工事遅延に関して日本連合側に対する法的措置は採らないと強調しているらしいが、お金の話はあとでというのが本音じゃないかと思う。

建設業に関わっている者としては、「みんな、一生懸命やってるのにな~」っていう心境(いい加減)。大規模事業のリスク管理は本当に難しいと思います。

とにかく新幹線の安全神話を崩さないように、欧州人ともしっかりと調整をして頂きたいと思います。昔の上司も、問題はいつもインターフェースで起きるって言ってたし。
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