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2006/03/26(日) 09:55:03 [サステイナビリティ・環境問題]

ここのところ、インターネットでひたすらCSRやサステイナビリティについて調べています。

リサーチの結果わかった事は、全容などとても把握できないということ。まず第一に、サステイナビリティは私達の生活のあらゆる分野に関連しています。食生活、エネルギー問題、ごみ問題、教育問題、貧困、動物保護、職場環境・・・とにかくありとあらゆる事に結びついています。次に、いろんな組織が制度の設計・実践に関与していること。国連、EU、各国政府、各省庁、NGO、企業、大学、コンサルタントなどなど。比較的新しい分野なので動きが活発なようです。

投資家向けに企業のSocial Responsibility度を評価するインデックスもいくつかあって、Dow JonesやFTSEの出しているものが有名です。あと、Global 100がCSR世界トップ100を選んでいます。日本からはトヨタ自動車、NTTドコモなど10社が選ばれています。建設会社からはスウェーデンのスカンスカのみです。

ちなみにSocial Responsibilityについての国際規格ISO 26000が平成20年を目処に導入されるようで、ますます事務所の書類が増えそうです。
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2006/03/22(水) 05:01:04 [サステイナビリティ・環境問題]

MCPの絡みもあって、「ヨーロッパのCSRと日本のCSR」という本を読んだ。

20060321230017.jpg

CSR(企業の社会的責任)とかサステイナビリティ(持続可能性)という横文字を最初に聞いた時は、なんかイデオロギーみたいで胡散臭いなぁと思っていたが、こっちでサステイナビリティについて勉強してる友達と話したり、工学部主催のセミナーに参加したりしてみて、皆さんとても真剣に考えているのを目にした。

以下は、本からの受け売り。

CSRへの取り組み方は地域によって異なり、ヨーロッパでは環境保護と社会的一体性の維持と経済発展の3つ(トリプルボトムライン)が同時に成り立つことが持続可能な発展であり、企業はCSRを通じて持続可能な発展に自主的に貢献することを期待されている。これに対して、日本のCSRは環境問題を中心に置いているし、アメリカはフィランソロピー(事業活動からの利益の社会への還元)が中心である。

アメリカのフィランソロピーは評価されるべきものではあるが、ヨーロッパのCSRで大事な事は、通常業務を遂行する事で環境や社会への考慮に資するよう業務設計がなされている事であり、環境、社会問題への対応が通常業務から乖離した付加物にならないことが求められている。この意味でアメリカ型フィランソロピーは通常業務に統合されていない、その場限りの社会貢献ということで十分ではないとされている。

翻って、防衛施設庁主導の談合問題では、官庁・企業ともに通常業務のなかに違法行為が統合されていたわけで、上記のヨーロッパCSRの観点から見てもトンデモナイ反社会的事件である。前にも書いたように、大手ゼネコンは今年度から談合をやめるよう決めており、今は最後の膿を出している状況だと個人的には思っている。日建連だったか土工協だったかの会長も言っていたように「これが最後」にして欲しいものである。

この本は、CSR先進地域のヨーロッパにおいて、CSRがどこから来て、どのように形作られたのか、また日本は何をすべきかという事を分かり易く書いています。日本では昔からサステイナビリティの考え方が社会にビルトインされているんだ、と言わずに読んでみて下さい。

2006/03/07(火) 08:50:49 [サステイナビリティ・環境問題]

今日はEngineers Without Borders(国境なき技師団)主催のCSRに関するセミナーに行ってきた。

講師は世界有数の鉱山会社Anglo Americanの方で、家に帰って調べたらExecutive Vice Presidentの職にある人だった。夜の7:30からのセミナーのためによくもケンブリッジまで来てくれたものだ。さすがCSR担当。

私がこのセミナーに参加したのは、半分はCSRやサステイナビリティーに対する関心、残りの半分は鉱山(マイニング)会社に対する関心のためだ。どうも私は穴を掘ることが好きらしい。私自身は深さ60mの立坑を掘ったことがあるが、南アフリカの金鉱は深度1kmを超えるものもある。尊敬に値する深さである。鉄鉱石に強いBHP Billiton、Rio Tinto、CVRDに対して、Anglo Americaは主にプラチナ、ダイヤモンド、金および石炭を扱っている。ダイヤモンドのDe Beersはグループ会社ですね。

セミナーの内容は非常に興味深かった。Anglo AmericaのCSRに対する取り組みは多岐にわたっており、温暖化ガス、有害物質の管理などの環境問題はもちろんのこと、鉱山の3分の2が途上国にあることから、地域のインフラ整備、アフリカのエイズ対策や人権問題などにも積極的に取り組んでいる。日本でもCSRに対する取り組みが盛んになり環境報告書を出している会社も増えてきたが、CSR先進地域の石油会社やマイニング会社のプラクティスはベンチマークとして非常に参考になるのではないかと思う。

サステイナビリティの定義は山ほどあるが、1987年のブレントラント・レポートによる定義をひとつ。「次世代のニーズを尊重し、彼らの環境・資源を破壊することなく、現在の世代のニーズを満たすこと」ができて初めて、発展は持続可能(サステイナブル)であるらしい。サステイナビリティについてはこれから少し調べるつもりなので、また追々ここに書いてみようと思う。

2005/11/08(火) 09:13:01 [サステイナビリティ・環境問題]

DSC00041.jpg
セントジョンズカレッジ-ゲートの上の装飾

国際エネルギー機関(IEA)によると、2030年までの今後25年間で世界のエネルギー需要が52%も増えるらしい(BBC)。温室効果ガス排出がこれに比例して増加するとすれば、京都議定書で割り当てられた削減目標(1990年度比で日本6%、EU8%、アメリカ7%-未批准)なんて屁のつっぱりにもならない。

ある報告によると、地球平均気温が産業革命の頃のレベルから2℃上昇すると気候変動が突然加速する可能性があり、それを防ぐためには大気中の二酸化炭素濃度を400ppmに抑える必要があるらしい。現在の大気中の二酸化炭素濃度は379ppmで、既にかなり危険なレベルにある。こういった報告がどの程度信頼できるのかわからないが、あまり悠長なことを言ってられる状況ではないことは確かである。今後50年程度のタイムスパンでの海面上昇によりモルジブが水没するとか、バングラデシュが国土の10%以上を失うというのは良く知られているし、日本最南端の島、沖ノ鳥島だってなくなってしまいます。ちなみに沖ノ鳥島は領海死守のために、波の浸食作用でなくなってしまいそうな島をテトラポット(消波工)とコンクリートでコテコテに防護しています。ここ最近の鳥インフルエンザにしても、シベリアの永久凍土内に保存されていたウイルスが温暖化による凍土の融解により地表に露出し、渡り鳥によって拡散されているという説もあります(少年マガジンのMMRに書いてあった覚えがある)。

とても不謹慎なのですが、近年の鳥インフルエンザやSARS、度重なる天災などを見ていると、もしかして地球には危機が迫ると自らのバランスをとるセルフアジャスティング機能が備わっているのではないかと、ふと思ったりもします。

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